横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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寒いのが弱い 暑いのも弱い

このような患者さんが、若い人にも、明らかに増えてきました。温度や湿度の変化に弱く、ある意味体力が落ちているとも言えます。特別な病気であれば仕方がないですが、大半は関係はありません。特に体温が低くなると、免疫力が低下し、様々な感染症に対して弱くなることが知られています。

そんな方の、主な原因と対応策を説明していきます。

①エアコンの部屋に長くいる。
エアコンは温度を設定すれば、同じ室温。そこに長い時間いると、その快適な温度にしか適応出来ない体が作られていきます。オフィスや様々な店舗はエアコンがいつも入っていて、一定の室温です。対策としては、自宅では直ぐにエアコンに頼らないようにします。

②運動不足。
体の熱の大半は筋肉で発生します。ですから、体をしっかりと動かさないと、体は冷えていきます。筋肉の量も大切です。筋肉が大きいほど、体を動かしたときの熱量は増えます。また、運動を続けていくと、血流が良くなっていきます。もしも、血流が悪い場合には、心臓から遠い手足の先が冷たくなります。座っている時間は出来るだけ減らして、たくさん歩きましょう。寒い時間に歩いていると体が冷える、という人がいます。そんな日には、腕を大きく動かして、速く歩くとポカポカしてきますよ。走れば、更に暖かくなります。

③外にいる時間が少ない。
日本は四季があり、冬の寒さや夏の暑さに早く慣れるためには、外にいる時間を増やす必要があります。忙しい方でも、昼休みや休日くらいは外出しましょう。少しくらい暑かったり、寒かったりしても、室内で縮こまらないようにして下さい。

④たくさん食べられない。
体温を生み出すエネルギー源は食物です。十分な量の食事は大切です。痩せると、寒さに弱くなっていきます。急なダイエットは注意して下さい。

最後に、宮沢賢治の有名な詩の一節を送ります。
雨にも負けず 、風にも負けず、 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだを持ち…