横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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女性の花粉症の特徴と対策

花粉症の季節に入りました。特に女性で気をつけて欲しいことを話していきます。

まずは、女性の花粉症の特徴としては、主に以下なことが挙げられます。

目の症状が出やすい
顔の皮膚症状が出やすい
咳が出やすい

上の2つは明らかに化粧の影響です。たいていの女性は顔に化粧をします。化粧品はすぐに落ちないように、ベトベトしています。そこに花粉が一度付くと、洗顔するまで、なかなか取れません。そのため皮膚炎がおこります。症状は肌荒れ、乾燥、痒み。アトピー性皮膚炎がある人は特に注意が必要です。

化粧は特に目の周囲を重点的に行います。この部位の皮膚は薄く、弱いため、擦ると炎症が強くおこります。目の痒みが出ると、更に強く擦ることにより、皮膚の炎症は悪化していきます。エクステや付けまつげの立派な女性は、可愛らしいのですが、そこに花粉がたくさん乗っかって、瞬きのたびに目や周囲の皮膚に広がります。

女性はコンタクトを付けている人も多く、特にカラコンは目の炎症をおこします。花粉症の季節は、できればメガネにすることをお勧めします。

対策としては、化粧を薄く、あまりベタつかないものにする。休みの日は、すっぴんで、回復させる。サングラスやメガネを付ける。ふちのある帽子を付ける。

花粉が鼻に付けばくしゃみ、のどや気管に入れば咳が出て、追い出そうとします。

咳が女性に多いのは、男性よりもよく喋ることが理由の一つ。しゃべるときには、口呼吸にならないように、水分を適度に取り、加湿をして、のどが乾燥しないようにして下さい。元々喘息がある人は特に注意が必要です。花粉自体は粒子がそれほど小さくないため、気管には直接入りにくいのですが、一度地面に落ちた花粉は壊れて、細かくなり、気管まで入り込みます。そして、花粉を排除する必要があるため、咳が出るのです。

花粉症で咳が出る場合には、のどに花粉が付くことも原因になります。口呼吸以外に、女性は人前では鼻をしっかりとかまずに、鼻をすすり、花粉がのどを落ちることが多いようです。

咳が出たらうがい、水や茶などを飲み、花粉をのどから排除して下さい。しっかりと鼻をかみ、鼻水をのどに落とさないように。鼻呼吸を意識して、口呼吸にならないようにして下さい。