横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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【No.234】何でのどが腫れるか

のどがよく腫れる人は少なくありません。
それでは、なぜのどが腫れるのでしょうか?

一般的にのどは、喉頭と咽頭に分かれます。
喉頭は気管の入り口にあって、声を出す声帯があります。咽頭は上中下3つに分けられます。上咽頭は鼻腔の奥、中咽頭は口の奥で口蓋扁桃があり、下咽頭は喉頭の後ろで食道につながります。

病原菌がのどに付着すると、各種の免疫反応が起きて、病原菌を追い出しにかかります。つまり、のどが腫れているときは、大抵の場合、病原菌と戦っているのです。
また、再度同じ病原菌が入った時に、素早く追い出せるように抗体なども作られます。のどの扁桃などが腫れると、のどの空間が狭くなり、病原菌を奥に入れにくくします。

でも、のどの炎症が強いと、辛い症状が出ます。主な症状は、痛み、熱発、倦怠感、頭痛、痰、咳。
のどの空間が狭くなると、食事がとりずらくなるばかりか、重症な場合には空気も通りにくくなり、呼吸が出来なくなるため、入院が必要になります。

のどが腫れたならば、まずは十分な睡眠、安静、栄養や水分にも気を使う必要があります。
もちろん辛ければ、医療機関を受診するべきです。