2025/11/17
食物アレルギーがある人は、外食では注意が必要です。
もちろん食事の前に説明するべきですが、それでも十分でないことがあります。今回はそんな方にアドバイスをしていきます。
まず、自分が何の食物アレルギーかをしっかりと自覚しておく必要があります。食物アレルギーに詳しい医師のいる医療機関で診療を受けて下さい。
採血のアレルギー検査は精度が高いとはいえず、その結果だけを信用してはいけません。必要に応じて、実際に少量を摂取して、症状が出るかどうかの検査が必要になります。
何を食べ、どのくらいの時間が経過してから、どのような症状が出たか、をメモして、医師に伝えましょう。
症状で多いのは、口やのどの痒み、皮膚の痒みや発赤、嘔吐、下痢、鼻水、目の痒み、咳、呼吸困難、動悸。
今までアレルギーが出たことがない食べ物でも、抗原の近い食物やある種の花粉症があると食物アレルギーをおこすことがあります。これに関しては、また別の機会にブログを書きます。
特に、果物やナッツのアレルギーに多いので注意して下さい。
体力の低下、ストレス、睡眠不足、感染症など他の病気で免疫力が低下していると、アレルギーがより出やすくなります。
事前に抗アレルギー剤を内服しておくと、食物アレルギーが出にくくなることもあります。
食物アナフィラキシーをおこした経験のある方は、エピペンを持参することを勧められる場合があります。ただ、エピペンは自分で注射をするため、やや使いづらいことが問題でした。2025年9月に、同様の薬剤ですが、点鼻薬のためより簡便に使える、ネフィー®が出ました。
