横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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【No.282】マニキュアをしている長い爪と外耳炎

実際に自分の指を見て頂けると分かりますが、爪の縁は指の先端から横に向かって付いています。指を耳の穴の中に入れると、その爪の横の部分が皮膚に当たってしまうのです。そして、耳の穴の皮膚は薄くて弱いので、簡単にキズがついてしまいます。
指は色々なところを触れていますので、雑菌が付いていることが少なくありません。爪のキズは深く鋭いことがあり、その中に雑菌を入れてしまうことがあります。そうして外耳炎になっていきます。

軽い外耳炎では、痛みよりもかゆみがあります。かゆみは雑菌を掻き出したくなるために出現します。そこで、耳かきを我慢できれば良いのですが、たいていの場合はゴシゴシと強めに擦ってしまいます。そうして、キズは深くなっていき、雑菌が皮膚の奥まで入り込んでしまいます。

顔の皮膚は血流が良く、冬の寒い日でも、顔をマスクなどで覆わなくても平気です。でも、血流が良いということは、炎症が広がりやすいということでもあるのです。
外耳炎から、雑菌が皮下を通り、顔面や頸部に広がってしまうことがあります。重症の時には、目が開きにくくなり、顔面蜂窩織炎と言われます。糖尿病やアトピーなど皮膚の弱い方に多いと言われています。

最近では、女性の爪が長く、硬いマニキュアを貼っている方が多くなっています。爪の長い方は切って欲しいのですが、爪は女の命と考えている人もいて、なかなか切ってもらえません。
昨今ではマニキュア専門の店も増えてきて、盛況なようです。ですから、これからは、更にこの病気が問題になって行くでしょう。