横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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咳が出る コロナ?

9月1日になって急に気温が下がり、秋になりました。9月に入り、これ程はっきりと季節が変わったと自覚できる経験は私にはありません。今年は秋がになるのが早い気がします。

毎年この時期に咳が出る人がいます。咳喘息、喘息、秋花粉による咳、冷え性の人は季節の変化についていけずに風邪をひくこともあるでしょう。今年は更にコロナにも気をつけないといけません。

そこで簡単な見分け方をお話ししましょう。           
咳喘息は季節の変わり目、特に気温差の大きい日に夕方から夜にかけて咳が出ます。咳以外の症状は少なく、呼吸困難、痛み、発熱はありません。

喘息は咳喘息に似ていて、より重症で息苦しさや呼吸困難が出てきます。雨が降って気温が下がる日や台風で気圧の変化が大きい時には悪化する傾向があります。

ブタクサやヨモギなどの秋花粉が飛散し始めました。秋花粉による咳は毎年8月20日頃から11月にかけて出やすくなります。晴れている日に多く、目の痒みや鼻水、鼻詰まりを伴うこともあります。

身体が冷えて、風邪をひいている場合には、微熱、頭痛、喉の痛み、食欲低下、倦怠感などを伴います。体力が低下していたり、睡眠不足、ストレス、疲労、不適切な食事、夜勤など不規則な生活をしている場合が多いです。

新型コロナウィルスの感染による咳は、息苦しさ、発熱、倦怠感がポイントです。咳は1日を通して出ることが多く、時間帯による変動は少ないです。息苦しさのため胸が痛くなることもあります。熱は微熱から高熱まで様々です。

後鼻漏は鼻水がのどに流れて咳が出やすくなる状態です。副鼻腔炎や風邪の時に多く見られます。冷え症の方は急に気温が下がると、鼻水が多くなるので、後鼻漏のこともあります。

胃食道逆流性症は胃液がのど元まで上がってきている状態で、咳が出やすくなります。コロナ下の現在ではストレスが溜まり安く、胃酸が増えて、発症することがあります。

他にも咳の原因はたくさんありますが、9月から10月に特に気をつけるべき病気を書いてみました。