横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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スギ花粉症の方は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やインフルエンザに特に注意!

スギ花粉が、今シーズンは、関東では過去10年で最も多いと予想されています(環境省)。そのため、スギ花粉症の症状が既に出て、当院に来院される患者さんが増えてきました。

スギ花粉症のシーズンは、インフルエンザの流行時期と重なっています。今年は数年ぶりにインフルエンザが流行しており、新型コロナウィルス感染症COVID-19も流行が収まっているとは言えません。

これらのウィルスは、主に鼻や口から入り込みます。花粉症の患者さんは、鼻をかんだり、鼻を擦ったり、マスクに触れたりする頻度が増えていきます。手にウィルスが付着していると、吸い込む頻度も高くなるのです。ですから、鼻や口をあまり触らないで済むように、花粉症の治療を早めに受けて下さい。また触る場合には、出来るだけ手をきれいにする必要があります。マスクは、出来る限り端の方やヒモを触れるようにします。

新型コロナウィルスは目の結膜からも感染することが知られています。花粉症の症状には、目の痒みもあり、目を擦れば、感染する頻度も上がります。早めに目薬を使うことも必要になります。最近の抗アレルギー点眼薬には、症状が出る前から使用すると目の症状の出る時期を遅らせる効果があります。

花粉症の鼻症状は、季節前投与が理想的と考えられるようになっています。これは、症状が出る前(約2週間)から、抗ヒスタミン内服薬やステロイド点鼻薬を投与すると、花粉症の鼻症状の出現する時期が遅れ、スギ花粉症シーズン中の症状が軽くなることが知られています。

花粉症のくしゃみや咳は、もしもウィルスに感染していた場合には、感染を拡散させてしまう恐れもあります。自分だけの問題ではないのです。今シーズンは花粉症対策は早めに行って下さい。

日本人の約半数はスギ花粉のアレルギーが有りますので、今まで症状が出ていなくて、大丈夫だと考えていた人も、今年は花粉が多いので安心はできません。