2025/08/04
日本耳鼻咽喉科学会で、カナダからの次の報告を紹介しています。
加齢性難聴者が抱える問題では、「俊敏性」と「移動能力」が多く、5人に3人が足腰の機能に不安を感じている。また、加齢性難聴の進行に伴い、歩行機能が低下する。足音も重要な感覚で、聞こえ方で歩き方が変わる。足音が失われると普段の歩き方ではなくなり、転倒リスクは2.39倍増加する。
高齢者は転倒しやすく、カンタンに骨折してしまいます。私の母も晩年は転倒と骨折、そして手術とリハビリの繰り返しでした。
高齢者が転倒しやすい原因はたくさんあります。足腰や目が弱くなり、判断能力の低下が一般的にはあげられてきました。しかし、難聴も転倒のリスクとして考えられるようになってきました。
高齢者が早期に補聴器を付けると、転倒の予防にもなります。高齢になり聞こえにくくなってきたならば、出来るだけ早めに補聴器を使いましょう。