2026/10/01
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皆さんは三原色と言う言葉を聞いたことがありますか。三原色とは赤、青、黄色の3色のことを言い、すべての他の色はこの混色で作られているからです。このことを知っている方は多いのですが、なぜ三原色がこの3色であるのかを知っている方は、画家でさえほとんどいません。そこで、最も大切な色である三原色について、やさしく説明していきます。
簡単に説明すると、人はこの3色しか認識出来ない目を持っているからです。
人の目で最も大切な網膜は光や色を感知します。色は網膜にある錐体細胞と言う特殊な細胞で感知します。そして、その錐体細胞には3種類しかないのです。3種類とは、赤を感知する錐体細胞、青を感知する錐体細胞、黄色(光の場合は緑)を感知する錐体細胞です。ですから、人の目はこの3種類の色しか認識出来ません。他の色は全てこの3色の混色なのです。そして、その混色は脳の一部で行っています。
とても信じられないかもしれませんので、例を2つ出します。
インジェクトプリンターに何の色のインクを使っているかを想像してみて下さい。答えは、赤(マゼンダ)、青(シアン)、黄色、黒です。本来黒は他の3色のインクを均等に混ぜれば黒になりますが、インクでは薄い濁った黒になってしまうので、特別に黒インクが追加されているだけです。黒以外の3色のインクの混合する割合だけを調整するだけで、黒以外の全ての全ての色を作り、プリントされます。
また、テレビの画面を近くでよく見ると、赤、青、緑の3種類の光の集まりで、全ての色が構成されていることも分かるはずです。
このことから、赤、青、黄色(光は緑)の3色で全ての色が出来ていることを、理解できたはずです。
でも、これは人と一部の動物だけです。人以外の生物は別の種類の錐体細胞を持っていたり、数が少なく、全く違った色を認識していると考えられています。例えば、犬は2種類の錐体細胞だけで、赤と黄色を感知する錐体細胞が同じです。そのため、犬は赤と黄色(光ならば緑)を区別出来ないのです。色覚異常という病気の一部の患者さんは、似たような理由から、色を適切に区別出来ず、日常生活に大変支障をきたしています。
私は趣味で絵を描いていますが、最近では3色の絵の具だけを使う練習をしています。まるでプリンターになった気分でです。そうすると、色を今までよりも深く理解出来るようになってきました。
