2021/04/26
4月に入り、子供が保育園や幼稚園に入園された方もおられると思います。誠におめでとうございます。ただ、その後子供が風邪をよくひくようになったと感じられる親御さんも少なくないかと思います。
子供が風邪をひきやすくなる原因は様々ありますが、だいたいは決まっています。
保育園などの集団生活をする前には、大抵は家族から感染します。小さな子供が自ら外出することはないからです。特に多いのが、兄や姉が保育園や幼稚園などに通っていて、先に風邪をひき、うつされることです。親も体調管理に気をつけてください。小さな子供には風邪をうつしてしまう可能性が高いですから。
その後、子供は自ら保育園に通うと、そこで風邪をうつされるようになります。保育園では、みんな多少の風邪では休みませんし、比較的狭い部屋に長時間いるので、風邪をうつされやすいのです。特に、今まであまり風邪をひいていない子供は免疫が少なく、風邪にかかりやすくなります。そして、子供は風邪にかかるたびに、免疫を付けていき、徐々に強くなっていきます。これがだいたい3歳まで続きます。一般的には3歳までは集団生活をするには早すぎるんです。ですから、幼稚園は昔から3歳からです。
保育園には行かずに、幼稚園に入園した子供は、特に最初の1年は免疫が充分になく、風邪をひきやすくなるのです。
誰でも通る道です。だから、あまり心配し過ぎないで下さいね。必ず数年後には、楽になりますから。