横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

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新型コロナウイルス感染後に鼻水がのどに落ちる、鼻声が続く

新型コロナウイルス感染後に、鼻の症状が続く人が多く見られます。これは、たいていの場合は副鼻腔炎。鼻腔の奥にある副鼻腔の粘膜に炎症を起こして、大量の粘液が出来ます。この液は、ネバネバしているので、鼻をかんでも前に出にくく、のどに落ちやすいのです。たいていは10日以内には自然治癒するので、あまり心配はいりません。ただ、鼻水が黄色くなってきたら、細菌の感染を合併した可能性が高く、抗菌剤を使った方がいい場合があります。

鼻声は鼻腔内での気流の流れが妨げられでいる場合におこります。鼻詰まりや鼻水がしっかりとかみ切れないで、鼻腔に残っている場合が多いです。いつまでも鼻声が続いている場合には、腫瘍や鼻たけ(主に慢性副鼻腔炎に見られる)のことがあり、検査が必要です。

新型コロナウイルス感染者では、嗅覚障害も起こりやすく(当ブログにも掲載済み)、なかなか治らない患者さんも増えています。10日間の自宅療養期間が過ぎても鼻の症状が持続する場合には、耳鼻咽喉科を受診して下さい。