横浜市南区弘明寺のアレルギー科・耳鼻咽喉科
いでい耳鼻咽喉科医院

鼻をよく触っている子供を見かけます。それは鼻がどうしても気になってしまうからです。

中でも多い原因は、アレルギーがある場合です。アレルギーの原因であるホコリや花粉を、鼻の中から追い出そうとしています。
昔は、耳鼻咽喉科医師の間では、子供がしょっちゅう鼻をよく擦る動作を”アレルギーの子の挨拶”と呼ぶこともありました。

他の原因としては、まだ鼻をかめない子は、鼻をほじくって、鼻水や鼻くそを出そうとします。

何らかのストレスがあると、鼻を触る子もいます。

最近、特に問題にされることは、新型コロナウィルスやインフルエンザウィルスの感染のリスクとして、鼻を触ることが挙げられるようになったことです。

新型コロナウィルスやインフルエンザの検査は、鼻の中に綿棒を入れて、鼻の粘膜を擦って検査をします。それは、この検査が簡便に、しっかりとウィルスを検出出来るからです。

鼻を触った手にはウィルスが付きやすいのです。つまり、鼻をよく触る習慣は、決してマナーの悪いことだけで済まされないのです。

自分だけで無く、周囲の人にも新型コロナウィルスやインフルエンザウィルスを感染させてしまいやすくやります。

鼻を触ることが多い子には、手をしっかりと洗うように指導しましょう。

一度耳鼻咽喉科クリニックを受診して、鼻をよく触る原因を明らかにし、治療が必要な場合には受けるようにして下さい。